
「歯並びを整えたいけれど、ワイヤー矯正は目立つよね…」と考えていませんか?
矯正治療を考えている人の中には、「できるだけ目立たずに歯並びを改善したい」と思う方が多いです。
そんな方に選ばれているのが、透明なマウスピースを使って矯正治療を行うインビザラインです。
この記事では、インビザラインのメリットとデメリットについて詳しく解説し、なぜ多くの人に選ばれているのかを紹介します。
目次
■インビザラインとは?
◎インビザラインの特徴
インビザラインは、透明なマウスピースを使用して歯を少しずつ動かしていく矯正治療です。
従来のワイヤー矯正とは異なり、透明で目立ちにくく、取り外しが可能な点が特徴です。
約1週間~2週間ごとに新しいものに交換しながら、歯を段階的に動かしていきます。
■インビザラインのメリット
◎インビザラインのメリット①透明で目立ちにくい
インビザラインの大きな特徴は、透明なマウスピースを使用するため、矯正していることがわかりにくいことです。
金属のワイヤーやブラケットを使用しないため、見た目を気にする方にとって大きなメリットになります。
◎インビザラインのメリット②取り外しが可能
マウスピースは自分で取り外しができるため、食事や歯みがきを通常通り行うことができます。
ワイヤー矯正は食べ物が装置に詰まりやすく、歯みがきが難しくなることがありましたが、インビザラインなら通常通り歯みがきで口腔内を清潔に保ちやすいです。
◎インビザラインのメリット③金属アレルギーの心配がない
ワイヤー矯正は金属を使用する場合もあるため、金属アレルギーのある人にとってはリスクがあります。
しかし、インビザラインはプラスチック製のマウスピースを使用するため、金属アレルギーの心配がありません。
◎インビザラインのメリット④痛みが少ない
インビザラインは滑らかなプラスチック素材でできているため、口腔内を傷つけるリスクが少なく、痛みもでにくいです。
また、ワイヤー矯正では、ワイヤーを調節した直後は特に痛みを感じやすいですが、インビザラインはマイルドな力で少しずつ歯を動かすため、痛みを感じることは比較的少ないのも特徴です。
※患者様によって痛みの感じ方は異なります。
◎インビザラインのメリット⑤食事制限がない
インビザラインは食事の際に取り外せるため、食事制限がほとんどありません。ただし、食事後に歯磨きやマウスピースの洗浄を怠るとむし歯や歯周病のリスクが高まるため、食事後はセルフケアの徹底を習慣づけるようにしましょう。
◎インビザラインのメリット⑥通院回数が少ない
ワイヤー矯正はワイヤーの調整などで約1ヶ月に1回、通院する必要があります。
インビザラインは少しずつ形の違うマウスピースを複数枚お渡しし、患者様自身で交換しながら矯正を進めていきます。そのため約2ヶ月に1回の通院となる場合が多く、忙しい方にとってはスケジュールを立てやすい点がメリットとなります。
■インビザラインの注意点
◎装着時間を守る必要がある
インビザラインは1日20時間以上装着することが必要です。
装着時間が短いと、治療が計画通りに進まず、治療期間が延びる可能性があります。
特に、外したまま長時間過ごしてしまうと、歯が元の位置に戻ってしまうこともあるため、注意が必要です。
◎適用できる症例が限られる
インビザラインは、重度の不正咬合や大きく歯を移動させる、埋伏している歯を引っ張る必要がある症例には向いていません。
また、骨格的な問題がある場合も外科的矯正の適応となるため、インビザラインでは治療できません。
◎マウスピースの紛失・破損のリスクがある
マウスピースは取り外しが可能なため、誤って紛失したり、破損したりするリスクがあります。
特に、食事の際に外してそのまま忘れてしまうことがあるため、保管場所を決めておくことが大切です。
また、破損した場合はできるだけ早く歯科医院に相談しましょう。
【メリットの多い矯正方法「インビザライン」】
インビザラインは、透明で目立ちにくく、取り外しが可能な矯正治療です。
金属アレルギーの心配がなく、食事や歯みがきの際にストレスを感じにくいというメリットもあります。
しかし、装着時間を守る必要があることや、自己管理が求められることなど、注意点もあります。
たくさんのメリットがあるため、多くの患者様に選ばれている矯正方法です。
矯正を考えている方は、メリットと注意点を比較し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
まずは、歯科医院で相談し、自分に適した治療方法を確認してみましょう。