歯並びが悪いと頭痛や胃腸にも影響?全身のリスクと受診の目安|江戸川区の歯医者|西葛西クララ歯科医院

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分院 03-6808-8768 江戸川区西葛西7丁目3−8

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歯並びが悪いと頭痛や胃腸にも影響?全身のリスクと受診の目安

歯並びが悪いと頭痛や胃腸にも影響?全身のリスクと受診の目安

頭痛や胃腸の不調、その背景に歯並びが関わっていることも


慢性的な頭痛や胃の重さが続くと、原因が見えずに不安を感じるものです。噛み合わせの乱れが全身のバランスと関わる可能性も指摘されています。この記事では、歯並びが健康に影響しうると考えられる理由と、受診を検討する目安を歯科医師の視点で整理します。


この記事の要点まとめ


  • 噛み合わせの乱れは咀嚼効率や筋肉の緊張を通じ、頭痛や胃腸の負担につながる可能性があります。
  • 歯の重なりは磨き残しを招きやすく、むし歯や歯周病のリスク環境になりやすいとされます。
  • セルフチェックの目安を把握し、気になる症状が続く場合は歯科での相談が判断材料になります。

歯並びが悪いことが全身の健康に影響する理由と具体的な不調


お口は消化の入り口であると同時に、姿勢や筋肉のバランスとも関わる場所。厚生労働省も、歯や口の健康が全身の健康と結びつくことを示す情報を公開しています12。ここでは、噛み合わせの乱れが不調へつながりうる道筋を、3つの視点から見ていきましょう。


噛み合わせのズレによる咀嚼効率の低下と胃腸への負担


歯並びが乱れていると上下の歯が均等に接触せず、咀嚼(そしゃく)の効率が下がりやすくなると考えられています。噛み砕きが不十分なまま食塊が胃へ届けば、消化器はより多くの時間と力を使って処理することに。早食いになりやすい方や、片側だけで噛む癖のある方は特に注意が必要です。


つまり、噛む力の伝わり方が偏ることで、胃腸側の作業量が増えるという構図が生まれやすくなります。 唾液の分泌量も咀嚼回数と関係するため、消化を助ける働きが十分に発揮されにくくなる可能性もあります。


顎の筋肉の過度な緊張が引き起こす頭痛や肩こりの仕組み


噛む動作には、こめかみ付近の側頭筋や頬の咬筋など、複数の筋肉が関わっています。噛み合わせが偏ると特定の筋肉ばかりが働き、緊張が抜けにくい状態に。この緊張は首や肩へも波及し、締めつけられるような頭痛や肩のこわばりとして自覚される場合があります。


さらに顎関節へ負担が集中すると、開口時の音やだるさといった顎関節症の症状が現れることも。歯科と全身症状は別物と考えられがちですが、筋肉と関節でつながっているという視点が大切です。


むし歯や歯周病リスクの上昇とお口の衛生環境への悪影響


歯が重なり合っている部分は歯ブラシの毛先が届きにくく、プラークが残りやすい場所。結果として、むし歯や歯周病の発症リスク、口臭の一因となる環境ができやすいと考えられています1。歯周病は全身疾患との関連が指摘される領域でもあり、口腔衛生の維持は健康寿命を考えるうえでも軽視できません2


当院では歯科用CTや口腔内スキャナーiTeroを用いて、歯の重なりや噛み合わせの状態を画面でご覧いただきながらご説明する姿勢を大切にしています。


見落としがちなリスクと自宅でできる噛み合わせチェック

見落としがちなリスクと自宅でできる噛み合わせチェック

「歯並び」は歯の並び方、「噛み合わせ」は上下の歯が接触したときの関係を指します。見た目が整っていても噛み合わせに偏りがあるケースもあり、両方の視点で確認しておくと状態を把握しやすくなります1


自宅で確認できる噛み合わせと歯並びのセルフチェック方法


鏡の前で軽く噛み、次の点をご覧になってみてください。


  • 上下の前歯の中心線がずれていないか
  • 奥歯を噛んだとき、左右どちらかだけ先に当たる感覚がないか
  • 前歯が深く重なりすぎていないか、逆に隙間が空いていないか
  • 特定の歯だけ着色や磨き残しが目立たないか
  • 頬の内側や舌の縁に歯の圧痕がないか

あくまで目安であり、状態の判断には専門的な検査が欠かせません。気になる項目が複数あれば、メモに残して相談時に伝えると話が進めやすくなります。


意外と知られていない?歯並びの乱れが口呼吸や睡眠の質に与える影響


前歯が突出していたり顎が小さかったりすると、口唇が閉じにくく口呼吸になりやすい傾向があるとされています。口呼吸が続けばお口が乾き、唾液による自浄作用が働きにくい状態に。また、舌のおさまるスペースが狭いと就寝時に気道が狭くなり、いびきや睡眠の質へ影響する可能性も指摘されています。当院の分院ではレーザー治療器を用いたいびきへのアプローチも行っており、お口と呼吸の関係についてご相談いただけます。


子どもとおとなで異なる歯並び放置による成長・生活への影響


成長期のお子さんでは、噛む刺激が減ることで顎の発育や食習慣に影響が及ぶ可能性が考えられています。一方、大人の場合は特定の歯へ力が集中し、歯や修復物の摩耗が進みやすくなることも。歯を長く使ううえでの負担となりえます。年代によって配慮すべき点が異なるため、家族単位で状態を把握しておくと判断がしやすくなります。


受診を検討すべき明確な基準と家庭でできるケア工夫


セルフケアで整えられる範囲と、専門的な確認が望ましい範囲。この切り分けが、行動の第一歩になります。行政も定期的な歯科受診の意義について情報を発信しています2


受診や歯科相談を考える際の具体的な判断基準


次のような状態が続く場合は、一度歯科医院で確認することをおすすめします。


  • 頭痛や肩こりが慢性化し、ほかの要因が見当たらない
  • 噛むときに顎が痛む、口を開けにくい、音がする
  • 同じ場所のむし歯や歯ぐきの腫れを繰り返している
  • 食事中に食べ物が挟まりやすい、噛み切りにくいと感じる
  • 朝起きたときに顎周りのだるさがある

判断に迷う段階でこそ、現状を客観的に把握しておく価値があります。


多忙な日々でも実践できる家庭での歯みがきと丁寧な咀嚼のコツ


歯が重なっている部分には、デンタルフロスやタフトブラシの併用が役立ちます。夜だけでも時間をかける方法なら、共働きで時間が限られる方でも続けやすいはず。食事では左右均等に噛むことを意識し、一口ごとに箸を置くだけでも咀嚼回数は増えていきます。歯みがきの手順を家族で共有すれば、お子さんの習慣づけにもつながるでしょう。


歯科医院での相談からワイヤー矯正・マウスピース矯正までの全体像


初回はカウンセリングと検査から。レントゲンや口腔内スキャナーで現状を確認したうえで、選択肢を整理していきます。方法としては、透明なマウスピース矯正、幅広い症例に対応しやすいワイヤー矯正、噛み合わせの当たり方を調整する咬合治療、就寝時のマウスガードなど。矯正治療は自費診療が中心ですが、顎変形症など一部の症例では公的医療保険の対象となる場合があります。 費用や期間、通院間隔は状態により幅がありますので、生活リズムに合わせた計画を一緒に検討していきましょう。治療後の後戻りに配慮した保定期間や、定期的なメンテナンスの継続も欠かせません。


当院では、患者様お一人おひとりの通院事情を伺いながら、無理のない進め方をご提案する姿勢を大切にしています。


よくある質問


Q1. 歯並びが悪いと体にどんな影響がありますか?

A. 咀嚼効率の低下による消化器への負担、顎周辺の筋緊張に伴う頭痛や肩こり、磨き残しによるむし歯・歯周病リスクの上昇などが考えられます。ただし体調不良の要因は複数ありますので、内科的な原因の確認と並行して歯科でも状態を診てもらうと整理しやすくなります。


Q2. 歯並びが悪いとどんなデメリットがありますか?

A. 口腔衛生の維持が難しくなる点に加え、口呼吸やお口の乾燥、発音のしにくさ、見た目に対する気がかりから気持ちの面に影響するケースもあります。感じ方には個人差がありますので、ご自身が気になる点を軸に相談されるとよいでしょう。


Q3. 矯正中の生活で制限されることはありますか?

A. 装置の種類によって、粘着性の強い食品を控える、装着時間を守るといった配慮が必要になります。日常生活や仕事、スポーツへの影響については事前にご確認いただき、生活スタイルに合う方法を一緒に検討していきます。


Q4. 歯並びが悪いと将来どうなりますか?

A. 一部の歯に力が集中すると、摩耗や歯ぐきへの負担が積み重なりやすく、歯を長く使ううえでの課題となる場合があります。将来の経過は現在の状態や生活習慣によって異なりますので、定期検診で変化を追うことが判断材料になります。


Q5. セルフケアだけで歯並びの進行を止められますか?

A. 歯みがきや咀嚼の工夫はお口の環境維持に役立ちますが、歯の位置そのものを整えるものではありません。セルフケアで守れる範囲と、専門的な処置が望ましい範囲を分けて考えることをおすすめします。


参考文献


1. 厚生労働省「健康づくりサポートネット(疾病・健康に関する情報)」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/

2. 厚生労働省(政策・健康情報の入口) https://www.mhlw.go.jp/


鈴木 アヤコ

歯科医師


西葛西クララ歯科医院

理事長

鈴木 アヤコ

▶ 監修者プロフィール

経歴
日本歯科大学卒業
日本歯科大学研究過程修了 歯学博士取得
東京都内、千葉県内の歯科医院勤務
西葛西クララ歯科医院 開業
西葛西クララ歯科・矯正歯科 江戸川区球場側院 開業
資格・所属学会
【資格】
歯科医師
歯学博士
【所属学会】
日本臨床歯周病学会
日本矯正歯科学会
日本顎咬合学会