虫歯治療で使用する麻酔には、いくつかの種類があります。これまで受けたことがない麻酔の種類もあるかと思いますので、一つひとつわかりやすく解説します。
▼麻酔のための麻酔「表面麻酔」
表面麻酔は、麻酔のための麻酔と呼ばれることもあるもので、虫歯治療を開始する前に施します。
ジェル状の薬剤を歯茎に塗るだけなので、痛みや不快感を伴いません。歯茎に塗布してから3分くらいすると感覚が麻痺してきます。この時、麻痺するのは歯茎だけで歯の神経は正常な状態です。
つまり、表面麻酔というのは、次に行う局所麻酔で注射針を歯茎に刺す時の痛みを軽減する目的で行うものなのです。おそらく、皆さんも一度は表面麻酔を受けた経験があるのではないでしょうか。美容外科で医療脱毛をする際にも活用されている麻酔です。
▼歯の神経を麻痺させる「局所麻酔」
局所麻酔は、いよいよ本番の麻酔という感じですかね。歯茎に注射針を刺して麻酔液を投与します。この時に痛みを感じる人は比較的多いです。外からの刺激に敏感なお口の粘膜に注射針を刺すのですから、痛みが生じても何ら不思議ではありません。
ただ、上述した表面麻酔が効いていれば、強い痛みを伴うことはありません。
また、西葛西クララ歯科医院のように、極細の注射針を使用し、薬液を一定の速度でゆっくりと注入することで、麻酔処置による痛みを最小限に抑えられます。麻酔に伴う痛みが苦手という方は、ぜひ江戸川区の当院までお越しください。
▼「局所麻酔」には種類がある?
虫歯治療で必須となる局所麻酔は、大きく2つに分けられます。
それは「浸潤麻酔(しんじゅんますい)」と「伝達麻酔(でんたつますい)」の2つです。
浸潤麻酔は、虫歯治療で日常的に行われている局所麻酔で、治療する歯のすぐ近くに注射します。一方、伝達麻酔はお口の奥の方に注射して、その効果を治療する歯まで伝えることから“伝達”麻酔という名前が付けられています。
◎伝達麻酔について
伝達麻酔は、歯の神経の上流から麻酔をかけるため、その効果は協力です。一般的な虫歯治療で行うことはほとんどありませんが、麻酔が効きにくい体質であったり、虫歯の重症度がたかかったりする場合は、伝達麻酔を行うこともあります。基本的には、親知らずの抜歯で適応されることが多いです。
▼鎮静法も麻酔の一種?
虫歯治療では、笑気麻酔や静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)などを実施することがあります。これらは局所麻酔のように痛みを取り除くことが目的ではなく、どちらかというと恐怖心や不安感を和らげるために行います。
歯科治療に対して極端に強い恐怖心を抱く「歯科恐怖症」の患者さまには、とても良い効果が発揮されます。虫歯治療以外では、外科手術を伴うインプラント治療で広く活用されている鎮静法です。
▼まとめ
今回は、虫歯治療で行う麻酔の種類や特徴について、江戸川区の西葛西クララ歯科医院が解説しました。虫歯治療は、表面麻酔と局所麻酔を適切に行うことで、歯を削る痛みを限りなくゼロに近付けることが可能です。
とくに当院では痛みに配慮した虫歯治療を心がけておりますので、過去に受けた虫歯治療が痛くてその後は歯医者に通えていないという方は、是非ともご連絡ください。