虫歯は進行度に応じて、さまざまな症状が現れます。虫歯を放置して悪化させると、治療が難しくなることもあるため十分にご注意ください。

今回はそんな悪化した虫歯の治療内容と費用について、江戸川区の西葛西クララ歯科医院がわかりやすく解説します。

 

▼虫歯が悪化した状態とは？

 

虫歯は、C1～C4の4段階に大きく分けられます。前半のC1～C2はまだ虫歯が悪化した状態ではなく、治療もそれほど大変ではありません。虫歯の状態にもよりますが、通院回数は1～3回、治療にかかる費用も保険の3割負担で3,000～10,000円程度となっています。

 

◎C3～C4は虫歯が悪化した状態

 

C3は、虫歯が歯の神経にまで達している段階です。何もしていなくても歯がジンジンと痛む「自発痛（じはつつう）」が現れるのが大きな特徴で、この段階になって初めて歯医者さんを受診する人も少なくありません。

C4は、歯の頭の部分である歯冠（しかん）がボロボロになった状態で、歯の神経も死んでいるので痛いと感じることはなくなります。虫歯の末期症状といえるでしょう。

 

▼悪化した虫歯の治療法と費用

 

◎C3の虫歯の治療法と費用

 

C3まで悪化した虫歯は、感染した歯質を削り、歯の神経を抜くことから始まります。歯の神経は一度、感染してしまうと保存することはできないからです。いわゆる“抜髄（ばつずい）”を行って、根管治療へと移行します。

根管治療は、歯の根の中をきれいにお掃除する処置で、感染源を完全に取り除かなければならないため、完了するまでには数週間の通院が必要となります。根管治療が完了したら、土台を作って被せ物を装着します。

ここまでの治療でかかる費用は、3割負担で15,000～20,000円程度です。歯の状態のよっては、もう少し高い費用がかかることもあります。

◎C4の虫歯の治療法と費用

 

C4でも状態によっては、歯を残せることがあります。その場合は、C3と同じような治療の流れとなります。歯の保存が難しいと診断された場合は、抜歯が適応されます。

抜歯自体は、保険適用で1,000～3,000円程度ですが、歯を抜いた後は入れ歯・ブリッジなどで欠損部を補わなければなりません。その際にかかる費用は、3,000～10,000円程度となっています。自費診療のインプラントを選択する場合は、患者さまの10割負担となることから、治療にかかる費用もそれなりに高額とあります。

関心のある方はいつでもお気軽に当院までご相談ください。

 

▼虫歯は治療が遅れるほど費用も高くなる？

 

虫歯は基本的に、治療が遅れるほど費用が高くなります。軽度の段階で歯医者さんを受診していれば、歯を少し削るだけで治せるので、皆さんも普段から早期治療を心がけましょう。

虫歯治療を先延ばしにすることにメリットは一切ありません。最終的にはかけがえのない天然歯を失うことになるため、虫歯の悪化だけは絶対に避けるようにしましょう。

 

▼まとめ

 

今回は、虫歯が悪化するとどうなるのかについて、江戸川区の西葛西クララ歯科医院が解説しました。虫歯は悪化するにつれて、痛みが強くなったり、歯がボロボロになったりします。

治療にかかる期間も長くなることでしょう。けれども、悪化した虫歯でも適切な方法で治療することで症状を改善させることは可能ですので、歯痛などにお困りの方は江戸川区の西葛西クララ歯科医院までご連絡ください。