歯のクリーニングには、歯の黄ばみを改善できる、虫歯・歯周病のリスクが下がる、口臭が発生しにくくなる、汚れが付着しにくくなるなどのメリットが得られます。
専用のブラシによる機械的な清掃でこれだけのメリットが得られるのですから、歯のクリーニングはコストパフォーマンスにおいても大変優れた処置といえます。ただ、歯のクリーニングにも少なからずデメリットを伴う点に注意が必要です。
今回はそんな歯のクリーニングのデメリットについて、江戸川区の西葛西クララ歯科医院がわかりやすく解説します。
▼歯のクリーニングの4つのデメリット
歯のクリーニングには、以下に挙げる4つのデメリットがあります。
◎費用がかかる
これはすべての歯科処置にいえることですが、歯のクリーニングを受ける際にも費用がかかります。保険診療であれば、定期検診・メンテナンスの一環としてクリーニングも受けられるため、3割負担で2,000~3,000円程度ですが、自費診療ではもう少し費用が高くなります。
◎歯がしみることがある
エナメル質に亀裂が入っていたり、摩耗していたりすると、クリーニングの際に「キーン」としみることがあります。いわゆる知覚過敏の症状ですね。とくに歯石を除去するスケーリングでは、知覚過敏の症状が現れやすくなっています。
◎歯茎から出血することがある
歯周病の症状が認められる場合は、クリーニングやスケーリングを行った際に歯茎から出血することがあります。場合によっては施術の際に痛みを伴います。
ただ、歯石取りなどの処置は、そうした歯周病の症状を改善する上でも必要なことなので、頑張って乗り切りましょう。また、歯周病の症状が進行している場合は、定期的なクリーニングやスケーリングだけではなく、本格的な歯周病治療を始めた方が良いといえます。
◎汚れが多いと時間がかかる?
保険診療は、診療にかけられる時間が決まっているため、汚れの多さでクリーニングの時間が大きく変わることはほとんどありません。場合によっては、2週に分けてクリーニングすることもあり得るでしょう。
一方、自費診療のクリーニングは、汚れをしっかりと落とせるまで施術することから、お口の中が不衛生な場合はそれなりに時間も長くなります。もちろん、それ自体は患者さまにとって有益なことなのですが、時間に余裕がない人にとってはデメリットに感じるかもしれませんね。
▼歯のクリーニングはメリットの方が大きい?
ここまで、歯のクリーニングのデメリットについてお伝えしてきましたが、どれも患者さまに決定的な不利益を与えるようなものではありませんよね。
比較的安価で歯を削らず、保険でも施術できるクリーニングは、ほぼメリットしかない施術法と言っても過言ではないのです。それだけに今現在クリーニングやメンテナンスを受けていない方は、定期的な受診を強くおすすめしたい施術のひとつと言えます。
▼まとめ
今回は、歯のクリーニングのデメリットに焦点を当てて解説しました。歯のクリーニングには正直、大きなデメリットはなく、上述した4点も頑張ってひねり出したという感じです。
それよりもクリーニングによって得られるメリットの方が明らかに大きくなっていますので、関心のある方は今月からでも始めてみませんか?江戸川区の西葛西クララ歯科医院までご連絡いただければ、クリーニングや定期検診についてさらに詳しくご説明します。